このブログで紹介している恵那山・落合コースは、2017年現在、指導標などは整備されておらず、「一般的な登山道」ではありません。

2017年7月15日土曜日

2017年7月15日 恵那山 落合道

2017年7月15日 恵那山 落合道
ようやく落合道を下から前宮道まで。

三森分岐を越える辺りから、登山道に立ち上がる笹の新芽が目立ち始め、また道に覆いかぶさるように倒れてきている笹が多くなるが、今日はそんなものにはカマっていられないので、カマは背負って通り過ぎることにする。

上の庭園で朝ごはんを食べる。エゾハルゼミが夏を謳歌していた。

「倒木の平」の由来となる倒木はどこにあるでしょうか
なにやら緑が美しいわけですが・・・・笹薮
いつの間にか12時を過ぎて、これでは、前宮道までいけなさそうになったので
笹刈りは諦めて、へし折り、踏みつけ、絡みあった笹をほぐし掻き分け、目印テープの
位置をわかりやすい位置に付け替えながらあがってゆくことにした。基本的には顕著な尾根をはずさずに行けばよいだけのことだけれど、先の目印、また帰りの目印が見えないと藪こぎに不慣れなわたしは笹原の海は不安になる。
延々と続く笹薮の登り
「ゆくものはゆけ、これよりはけものみち、ひざしあつめて、ささなりひびく」という短歌を思い出すが・・・・詠み人がわからない
枝ぶりの面白い枯れ木
ふと振り返ると、枝ぶりの面白い枯れ木があり藪コギの無聊が慰められる。気温があがったせいだろうか、いつの間にかハエとメマトイの大群が集まるようになった。

GPSで位置を確認しながら、さらに登り、ふと横をみると、笹がなくなったいた。「下の庭園」「上の庭園」があるが、「神の庭園」と名づけたい風景に変わった。雰囲気は、黒井沢道の上の水場と避難小屋の間のような、と言えば近いと思われる。高山植物が咲き乱れているわけではなく、樹林のなかの岩と倒木と苔である。光景にみとれて美しいと感じたのは、ただ笹から開放された感傷かもしれないが。足跡で苔を踏みつけるのが憚られた。この領域が、わずかの標高差で終わってしまうのが少し寂しい。もう13:00を過ぎている。急がねばならない。再び笹が出てくるが前回つけた「落合稜線」の目印が見えたときはヤレヤレであった。一旦、前回前宮道から「落合稜線」に下がったときの目印で、前宮道十八合標柱に出ることにしたが、本来の前宮道は、もう少し一ノ宮寄りらしいので、前回の目印をはずしながら前宮道にでた。1400帰還開始。古い指導標をみつけ、目印をその地点からに付け直して下る。「上の庭園」辺りで、釜沢本谷の工事の音が聞こえる。1730林道ゲート着

「落合稜線」の少し下で、ピッケルを拾いました。お心あたりのかたはご連絡ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿