このブログで紹介している恵那山・落合コースは、2017年現在、指導標などは整備されておらず、「一般的な登山道」ではありません。

2016年5月30日月曜日

恵那山 黒井沢の蛍

恵那山 黒井沢の蛍

黒井沢登山道ゲート付近に蛍が生息している。


初見は、1995年頃、黒井沢登山道ゲート付近で野営しているとき
光るホタルを一匹だけみた。
当時は、「こんな、標高1000m近いところに、ホタル?」と
きっと「迷いホタルか?」などと考えていたが、

2013年6月、深夜に黒井沢登山道ゲートに到着したとき、
ゲート前駐車場南側の藪の中で、何十匹と、ひかりながら乱舞するホタルをみた。
ホタルたちの点滅と、藪の枝の影が重なり、不定期な明滅の移動して行くさまは、
幻想的というより、「無常の悲しみ」であった。
小型のホタルで白い光だったと記憶しているが種類もわからない。

2013年6月には、3回黒井沢に行っているが、
3回のうち、いつ見たのか、日付を記録してなかったので、
「いつ行けば見られるのか」わからないのが残念である。
今年は今のところ、前宮と落合なので、6月は、黒井沢に通ってみようか・・・・。




1980年代(後半)の恵那山に関する記憶

1980年代(後半)の恵那山に関する記憶


私が、恵那山に行くようになったのは、1980年代後半の事だったと記憶している。
初めて行ったときに、ちょうど野熊の池の避難小屋が建設中だった。


・川上集落には、天然のアイススケート場(発電所近く、川を渡ったところ)があり、
冬季に滑っている人を見かけた。
・現ウェストン公園付近に「桜ケ淵キャンプ場」という小さなキャンプ場があった。
・黒井沢林道は、舗装されていなかった。
・現黒井沢登山道入り口の小屋(2016年現存)はあった。
・登山道入口ゲートから30分くらいのところにある、小屋(黒井沢休憩所2016年現存)もあった。

・林道を黒井沢登山へ行かず、さらに直進していくと「朽ちた別荘?」のような建物が
残っていた。そのあたりは道が舗装されており、街灯が2,3立っていた(点灯しない)

・2016年現在、オフロードコースになっているところには、「スキー場」の看板が
まだ残っていたような気がする。

・黒井沢登山口手前で、林道を左に上がっていくと、「朽ちたヒュッテ?」のような
建物が残っていた。

・頂上避難小屋(2016年現存)は、あった。

・登山道は黒井沢道と神坂道の2本がガイドブックに記載されていただけである。
正ケ根林道を車であがって行ったとき、地元の老人がショットガンで、熊を撃ちに
きていた。そのとき、前宮道があったという話しをきいた。


あの頃は、いつもカメラなど持たずに歩いていたので、写真はない。


さらに「昔」は登山道入口ゲートから30分くらいのところにある、小屋のあたりまで
乗り合いバスが入っていたようである。
その小屋の少し手前、樹間の平坦は、キャンプ場だったようである。






・「冬」に会った、初老の方
寒かったのと、その方が、ピッケルをもっていらしたので、冬だったと思うのだが
その方は、黒井沢林道途中にあった(たぶん今はないと思う)造林用の掘っ立て小屋に
泊まられたということだった。私は、買ったばかりのテントとシュラフで、
ヌクヌクとしたわけだが、その方はシュラフも持っておられないようで、
若いのにヤワな自分が恥ずかしかった。その方の穏やかな笑顔が忘れられない。

・「夏」に会った、同年代の方
黒井沢道で、下山時に、抜きつ抜かれつした。
黒井沢休憩所の辺りで、少し話し、名前も聞かぬまま「またどこかで会いましょう」と言って
別れた。それから20年、会っていないけれど・・・今頃どうしているのだろうか。

・野熊避難小屋の思い出。
晩秋、野熊避難小屋で寝ていた。夜中に目が覚めて、天井を見つめていると
天井がなにやら、人工的な明かりでチラチラする。起き上がって、窓の外を見ると
ヘッドランプが2つあがってくる。当時は、夜中に登山する人がいるなどと考えもしなかったので
犯罪者が追っ手を逃れて山に逃げてきたのかと思い、急いでシュラフにもぐりこんで
タヌキ寝入りをしていたら、その方たちは小屋にやってきた。
起きて話をしてみると、その方たちは、中津川の警察の方で、翌日の遭難救助訓練のために
日勤を終えてから、上がってきたということだった。これから、山頂の避難小屋まで行くと
言われるので、急いで荷物をたたんで、同行させてもらうことにした。
真っ暗な夜の山は、今でも怖いと思うが、やはり怖かった。
黒井沢道の1992ピークのあたりで、「昔」遭難があって
テントだけ発見されて遺体がでなかったということがあったそうである。

2016年5月29日 恵那山 落合道の状況

2016年5月29日 恵那山 落合道の状況

ずっと気になっていた恵那山、北面の落合道に行ってみた。

落合道は、前宮道の、一之宮付近から、北に向う尾根についている道である。
今は閉鎖されてしまった、enasan-netに、落合道の記述があり、
長い間気になっていたのだが、少し本気になって、一宮付近を捜すと
ピンクテープが目に止まったので、帰宅してネット上を調べてみた。

この落合道の近況(2015年)のわかる記録がみつからないが、わたしがみつけたテープをつけられたのは2014年11月6日のujtさんの記録のようである。

1年半ぶり?だとするときっと、笹藪だらけだろうと想像し、
鎌を新調して、とりあえず、行ける所までと考えた。

もう、山頂は何度も行っているので笹刈りして、この落合道の維持を少しでもお手伝いできればというつもりである。



1.アプローチ

堰堤工事の為、林道終点(国土地理院地図参照)の2.3Km手前で通行止め。
林道歩行(約40分)

かなり遠回りさせられる。この林道ができる前は、通行止めの地点から
沢を歩いたようである。



2.登山道入り口

ujtさんの記録には、この法面を登る記載があるが、その当時は工事の為、登山道入り口に行きにくかったようで、2016年5月現在、その先に登りやすい登山道入り口がある 

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林道終点から、「川原」を歩いて行き、この場所で(前に見える堰堤は、10号堰堤)





左の斜面を見ると、草付法面の上に、目印あり。虎ロープが、下まで垂れ下がってきている。
(この斜面は、10メートル程度)
ここが、登山道入り口。尾根に乗るまでは
やや、急登である。





3.登山道状況


大滝分岐まで(標高1100メートル付近)は、よく踏まれており
笹の覆いかぶさりもなく大変歩きやすい。

大滝分岐以降は、背丈ほどの笹が覆いかぶさってくるが
おおむね切り開きされていました。

・下山時、コウヤマキピーク直下、笹は薄く、その分、道が不明瞭、目印に注意
・笹の花が咲いていた。
・ハエが大変多い。

・休憩中手袋をはずすと、0.1mmくらいの小さな虫が多数手の甲を這い回っていて
「チクリ」とした感じがあったが、帰宅して翌日手をみると、小さな斑点があり
かゆい。微細な虫だったけれど、あれはなんだろうか?次回は革の手袋にする。

2016年5月29日は、「上の庭園」まで。




登山道入り口がわからず
(上の2枚目画像の目印は、工事用のものだと
思ってしまった)
1枚目画像の法面を上がってしまい、笹の刈払いで、登山道との合流まで2時間かかってしまった。。

大滝分岐以降、昨年?と思われる、笹の刈払いに感謝しながら、さらに笹刈りをしながらの登山だったので上の庭園到着が、12:00、今日はここまで。

右画像2枚とも、上の庭園付近。この辺り、笹の背は低い。
ハエさえいなければ、静かで気持ちのよいところだった。